2016年9月19日月曜日

Location Timeline (仮称)というアプリを作っています

Location Timeline (仮称)というWindows 10 用 UWP アプリを作っています。

  • 移動履歴をバックグラウンドで取得します。
  • 移動履歴からおおよその滞在地点・移動経路をタイムライン表示します。
  • タイムラインは蓄積されます。何月何日に何処にいたか、また何処に何月何日に行ったかがわかります。

また、移動履歴は自動的にOneDrive にアップロードすることが出来ます。
同じアプリをWindows 10 PC で動作させることで、タイムラインをPC上で確認することが可能です。

以下は制作中アプリのスクリーンショットです。
※地点の情報…画像やURL等…はFoursquare APIで取得しています。
本来ならその旨アプリの上に出さないといけないのですが、以下は試作版のためまだ入っていません。

タイムライン画面。移動速度等から滞在地点を識別します。


移動履歴のある日はカレンダー上で太字表示になります。


滞在地点情報と履歴。情報はFoursquare APIのものを表示しています。

滞在したことのある地点の表示。滞在回数で色が変わります。
ここでマーカーをクリックすると上の地点情報に飛びます。




※こういうアプリではありません。

  • 現在地を表示する。
  • ナビゲーションを行う。
  • モンスターをゲットする。

現状…
5月くらいからポチポチ作っているのですが、最近やっとフィルタ…生データからそれらしい軌跡を得る処理の実装が終わり、これから見た目をそれっぽく何とかしようか、というところです。年内出せればいいかなくらいの状態です。
フィルタ入れてはいますが、それでも地下区間は厳しいです。




2016年9月18日日曜日

Desktop App Converter で多くみられる誤解について


Desktop App Converter、動作可能なPreviewが出て数ヶ月経ちましたが、未だに残念な誤解と共に語られる事が多いように思います。また、そのせいで本来の利点が見えにくくなっているように思われます。

  1. これで変換したアプリは、Windows スマホでもすぐに使えるようになる!
  2. これで変換したアプリは、Desktop専用のUWP Appと大体同じ!
  3. 変換はMSIから行います!

全て誤解です。個人的には…「Desktop App Converter」という名前自体がミスリードを企図した、筋の悪い名前であると思っています。また最近はMSも「UWPに変換」とは言わなくなってきています(代わりに新語「Universal Windows Package」を使ったり、ステージングを行ってUWPに「自分で」移行しましょう、という話をするようになってきました)。正確を期して名で体を表すならば、「AppX Packager for Win32 Apps」あたりではないかと思います。


最近MSさんが使っている説明図 「Universal Windows Package」(新語)の中で、
Desktop App を順にUWP App に移行するイメージです
Desktop App Converterを通した直後が左上「Convert」に当たります
後は自分で移植して右下を目指そうぜ、という話



誤解1 「変換すればWindows スマホで使える」について



Desktop App Converter では、旧来のWin32 Desktop AppをAppX にパッケージングします。AppX であるので、Windows Store 経由でのユーザーへの配布が可能になります。
が、上のMSさんの図にもあるように、アプリケーションそのものはWin32 Appのままです。Win32 App 自体に何か変換が行われてUWP Appになる、というものでは無いです。

ユーザーのWin32 Appが動くOSは、Windows 10 Family の中では

  • Desktop ... PC, Notebook, Tablet

のみです。このため、それ以外…
  • Mobile ... Smartphone
  • Console ... Xbox One
  • Holographic ... HoloLens
  • Team ... Surface Hub(80インチくらいの巨大Surface)
  • IoT
上では動作しません。

上に貼ったMSさんの説明画像にもあるように、これら Desktop 以外のWindows 10 Family でアプリを動かすには、既存のWin32 App から Universal Windows Platform App、つまりWinRT ベースの新しいコードに「自分で」移植する必要があります。

Desktop App Converter は、この「移植」作業を行ってくれるわけではありません。UWP App への移植の最初の一歩、パッケージングを手伝ってくれるだけです。
また、

  • 変換時、何かコンパイル的な事が行われる
  • 動作時に何か動的にエミュレーション的な事が行われる
類のものでもありません。


誤解2 「変換すればUWP App」について


1で説明したように、Deployの終わったAppはWin32 Appのままです。このため、WinRT を基盤とする UWP Appと「大体同じ」とはとても言えないのですが…

ここでは、Win32 App と UWP Appは「何が」違うのか、実行時権限から考えてみます。
近年のWindows OSでは、プロセスの実行時権限は全て「IL」…Integrity Level、で分類されます。

  • ユーザーがインストールするDesktop アプリケーションはIL Medium
  • Webブラウザ等は既定ではIL Low

(Integrity Level 、良い文書が少ないのですが…下のは比較的判りやすいです。後、Win8 が出たころのメディア記事にもAppContainer絡みの説明記事が拾えます)
Desiging Applications to Run at a Low Integrity Level
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/bb625960.aspx

IL Mediumは、所謂普通のWin32アプリです。ACLの許す範囲で、ユーザーがそうするのと同じようにシステム上のファイルにアクセスすることが可能です。

IL Lowはぐっと権限が制限されており、例えばファイルについてもアクセスできる範囲が狭くなっています。近年のブラウザは既定では大体はIL Lowで動くため、昔のように…Webを見てたらファイルを弄られた!スタートアップで女の悲鳴が!!!みたいな話はそうそう起こらなくなっています。

Windows 8の「StoreApp」では、このILに「App Container」という新しい分類が追加になりました。これは中々面白い定義で、「既定はIL Lowより低いが、インストール時に宣言することで追加の権限を有効にする」ことが可能です。この「宣言」とは、StoreApp / UWP App 開発者ならお馴染みの、Package.AppxManifest で定義するCapabilityの宣言です。UWP Appもこの点は共通です。


Process Explorer で各プロセスのIntegrity Levelを表示している様子
StoreApp / UWP App は「AppContainer」になります
画像では拙作のF10 imagebbs browser, PICT8 がAppContainerで動作しています


◇◇◇

一般に、StoreApp / UWP Appは安全であると言われています。不自由だがセキュアであると。これはMSが自分で言っていることですが…開発者側としてもここはあまり文句は無く、同意できるところだと思っています。

何故か?それは、上で説明したAppContainer により、StoreApp / UWP Appは制限されたSandboxの外に出られない仕組みになっているからです。
例えば、StoreApp / UWP App は、PC上のファイルを自由に触ることは実はできません。触れるのは、アプリインストールと同時に作成されるアプリ専用フォルダ「のみ」です。これはAppContainerによって権利が制限されているからで、ここを破るのは大変に困難です。(※1)

このため、実行時にこっそりとユーザーのHDDから大事なファイルを探して送信する、というような動作は本質的に不可能になっています。
こういった意味で、StoreApp / UWP Appは「安全」です。Storeからある程度適当にホイホイインストールしても、危ない目に合う事は少ないです。開発者が変な事をしづらい仕組みがApp Containerにより担保されているからです。


◇◇◇

では今回追加になった「Desktop App Converterで変換されたWin32 App」はどのILに属するのかというと… これはIL Medium で動作します。つまり、StoreApp / UWP Appを縛っていたAppContainerのSandbox制限が全く掛かりません。今迄のWin32 Appと同じ権限で動作します。(※2)

Desktop App Converterを使用しているアプリ「Evernote Touch」
Integrity Levelが通常のWin32App同様「Medium」になっているのが判ります。



従って、Anniversary Update では「権利を制限されたStoreApp / UWP App」と「これまでのWin32と同じ権限で動くConverted App」が同じストアに並ぶ事になります。
今迄培ってきた「ストアから入れるアプリは大体安全」という評判をこれからも維持できるのか、個人的には危惧している所です。(※3)



※1 ドキュメント・ピクチャライブラリ等は、事前に「Capability」として宣言することで、AppContainerの権限が拡張され、アクセス可能になります。また、それ以外のフォルダ・ファイルについては、「ユーザーがファイルダイアログで指定したら」以降はアクセス可能になります。重要なのは、ユーザーの許可・または操作が無い限りはアクセスできない、という点です。

※2 レジストリアクセスは仮想化され、DLL等のロードはApp-V型のIsolatedなFolderから行われますが、プロセスからのファイルアクセス自体は通常のIL Midで行われます。また、Desktop App Converterで作成されたPackageはWin32と同時にUWP Appも含むことが可能で、こちらはもちろんApp Container で動作します。

※3 匿名でのアプリ配布が行いにくく、また何時でもMSにより配布を止められるストア経由の配布である、という担保はあります。


誤解3 「MSIから変換」について


Desktop App Converter では、概ね以下のようにAppXパッケージを作ります。
  1. まず、素の仮想OSイメージがあります。OSインストール直後のまっさら環境です。
  2. この環境に対して、既存のインストーラでWin32 Appをインストールします。この作業は仮想環境上で行われます。
  3. インストーラが終了コード0を吐く等して終了します。それを受け、Desktop App Converter はインストーラが終わったな、判断して記録が終わります。インストール前後での変更差分がAppXとしてパッケージングされます。
ここで重要なのは、2と3において「インストーラの形式」は全く気にされていない所です。インストーラ自体はMSIだろうがWIXだろうがInstall Shield 6.3系だろうがNull Softだろうがバッチファイルだろうがどうでもよく、最後に終了コードを吐いてインストール終了が判ればそれでよい、です。
また、この仕組み…仮想のOSイメージに対して展開したアプリ、を差分としてパッケージングして配布…により、普通のインストーラとはまた違った注意が必要になります。

例えば…インストーラの中で、MSIならCustom Action、Install ShieldならScript…等により「システムの状態」…空き容量、ファイル、あるDLLがインストールされているか、レジストリフラグが立っているか…を見てインストールの動作を変える、インストールするパッケージを変更する、という仕組みを使っている場合は多いかと思います。

 ですが、このDesktop App Converter では、この「インストーラの独自ロジック」が走るのはユーザーのシステム上ではなく、あくまで変換時の「素の仮想OSイメージ」に対してのみです。このため、「インストール先の状態を見て何かするロジック」は成立しないと考えるべきです。

◇◇◇

…長い。読んでくれる人おられるのだろうか。Centennialは面白いのでつい話が長くなります。Desktop App Converterの利点、長所についてはまた機会がありましたら。

2016年9月14日水曜日

F10 - updates for xbox one

F10 for Xbox one, 早速問題が見つかっています。試して頂いたおかげです。有難うございます。

F10 versions: 9/28/2016


Published
Certification in progress
Public Release
1.3.320
none
F10 Test Group
1.3.320
none

  • 1.3.320 - Change - Revert back Microsoft.NETCore.UniversalWindowsPlatform to 5.1.0
  • 1.3.318 - Change - Revert back System.Encoding.CodePages to 4.0.0 / Enable 'Launch Feedback' button / Fix 'Soudane' parsing issue
  • 1.3.316 - Add - 'View' button is assigned for open/close catalog pane
  • 1.3.314 - Fix - Misc fix for mouse and touch operation
  • 1.3.312 - Fix - Lost focus issue : 'Add/Remove Favorite boards' dialog
  • 1.3.310 - Fix - Lost focus issue : Between Catalog view and Microsoft Ads / Change - pivot focus visualization is changed to show White-Box style focus
  • 1.3.308 - Fix - Fail to add favorite boards
  • 1.3.306 - Initial support for Xbox one

To join our F10 Test group, let me know your Microsoft Account mail address via tickets @ ddlg.uservoice.com. I'll add you to the group asap. You can get the latest build, and you can submit bug report to me :) .

F10 TestGroup に入って頂いている場合、特に操作をせずともストア経由で自動更新されます(ストアから手動更新でもOK)。

F10 TestGroupに入ってやってもいいよ、という場合は、メール tickets @ ddlg.uservoice.com 宛に、お使いのMicrosoft アカウント のメールアドレスを記載してお送りください。グループはMSアカウント単位でOn/Offされる仕組みです。

0. 使い方(画像つき)


F10 on Xbox One, Gamepad のXYボタンとMenuボタンを駆使して使う形なのですが…初見だと中々わかりにくいのではと思います。

そこで、画像付きの説明を作りました。
それぞれの画像の下に、その画像の説明が書いてあります。


1. 板を開いた
1. 板を開いた状態です。
ここで、画面右のカタログ…の廻りに、白い大きな四角でフォーカスが表示されています。
これはこの画面右のカタログと、画面左のスレッド表示で使われている形式です。

この状態でAボタンを押すと、このグループの「中の」アイテムにフォーカスが移動します。



2. カタログ内にフォーカスが移動した
 2. カタログ内にフォーカスが移動しました。
この状態でBボタンを押すと、1. のカタログ全体にフォーカスが当たっている状態に戻ります。

ここでXYボタンで見たいスレッドを選択しAボタンを押すと、左画面にスレが開き、フォーカスも左に移動します。

3. スレを開いた
3. スレが開きました。
XYの上下で移動できます。また、トリガーボタン…LT・RTで高速スクロールができます。

ここで大事な操作…メニューボタンを押してみます。メニューボタンは、この左のスレ画面と、右のカタログ画面で使うことができます。

左のスレ画面でメニューボタンを押してみましょう。



4. スレのメニューボタンを押した
4. メニューが開きました。
このメニューには、
  • 今選択されているレスに対する操作 が上半分に
  • スレ全体に対する操作 が下半分に
並んでいます。 このメニューから、この状態でのほぼ全ての操作が可能です。
ここでは、Open Image を選択してみます。



5. 画像ページが開いた

5. 画像ページが開きました。
XYの左右ボタンで、スレ内の画像を順次切り替えることができます。
Bボタンで元の画面に戻ります。



6. カタログのメニュー
 6. カタログにも同様にメニューがあります。
選択されているスレに対する動作と、
カタログ全体に対する動作です。

ここでは、「About」を選択してみます。


7. About を開いた

7. About が開きました。
ここでは、F10 と OSのバージョン情報を確認できます。
OKにフォーカスを移動してAボタン、またはBボタンで元の画面に戻ります。

この「About」以外にも、画面上にポップアップするダイアログ・また画面右にスライドしてくる設定画面も、Bボタンで閉じることができます。

以上、F10 on Xbox One の操作方法解説でした。
お疲れ様です。

以降、v1.3.308 の修正点です。

1. 板の追加が出来ない


AutoSuggestBoxを閉じた後特にフォーカスを設定していなかったためフォーカスが迷子になり、操作不能になっていることが判りました。明示的にフォーカスをGridViewに設定するよう変更しました。

また、GridViewについてはIsFocusEngagementをTrueに設定しました。メインページのスレッドカタログでは既に設定してあるのですが、フォーカスが

  • GridViewそのものの大枠のフォーカス
  • GridView内のアイテムのフォーカス

の二段階になっている形です。アイテムから大枠のフォーカスに移動するにはBボタンで戻ります。
この設定、Grid/ListView内にアイテムを多数抱え込む際にはとても便利です(設定しないと、アイテムを下まで全部スクロールしないと次のフォーカスに移動できなくなってしまう)

この板設定パネルの場合、「All」でふたば・4chanの板を一気に全部見せる場合があるので、設定することにしました。

※ 余談ですが、板名入力ボックスで「All」と入れると全部出てくるので便利です。


2. 広告にフォーカスを吸われる


広告にフォーカスが移動しないよう修正しました。…AdMediatorでは発生しなかった問題ですね :(ウェー


3. 起動時のフォーカス位置

お気に入り板のタイルにフォーカスが入るよう変更。その他フォーカス迷子系の問題をいくつか修正しました。




2016年9月7日水曜日

F10 Versions と XBOX One 対応

画像掲示板ブラウザ F10 ですが、現在ストアには大きく分けて「三種類」のバージョンが上がっています。お使いのWindows 10 のバージョンによって自動的に選択されます。

また、OSを更新した場合はそれに伴ってアプリケーションも更新されます。

F10 image bbs browser
https://www.microsoft.com/store/apps/9nblggh1ntrd


1.1.x 系 ... Windows 10 10240 (1507)


去年のWindows 10 発売以降、OSを全く更新していない…場合、こちらのバージョンがインストールされます。
ただ、F10の使用データを見ると、このバージョンは現在殆ど使われていないのが判っているため、今後更新の予定はありません。

1.2.x 系 ... Windows 10 10586 (1511)


昨年11月のWindows 10 November Update をインストールしている場合、こちらが入ります。
現在はこのバージョンをメインに更新作業を行っています。
9月10日追記...1.2.302 がストアに掲載されており、ダウンロード・インストール可能です。


1.3.x 系 ... Windows 10 14393 (1607) 


今年8月の Windows 10 Anniversary Update をインストールしている場合、こちらが入ります。
XBOX One で使うためのゲームパッド対応等も入っています(PCにゲームパッドを繋いでいる場合でも使えます)。

9月13日追記…1.3.306 がストアに掲載されており、ダウンロード・インストール可能です。

一旦 1.3.306が審査を通った後、テスト用にサイクルの速い更新が行われるテストグループへのリリースが始まります。

テストグループに参加してみたいという方は、tickets @ ddlg.uservoice.com まで、お使いのMicrosoft Account のメールアドレスをお伝え下さい。登録します。

Gamepad での操作について


基本

  • 上下左右キー...フォーカス移動
  • Aボタン...選択
  • Bボタン...戻る
  • メニューボタン...メニュー

左のスレッドビュー、右のカタログビュー

  • メニューボタン...コンテキストメニュー(右クリックメニュー) PC・Mobile のアプリバーで行う操作は、大体このコンテキストメニューから操作できるように作っています。
  • LT・RT...上下スクロール
  • (レス又はスレッドを一つ選択時に)Bボタン...スレッドまたはカタログ全体を選択 この状態でLB・RBでタブ移動

画像表示画面・板設定画面・設定などのPopup系から

  • 戻る...Bボタン

未実装

  • 画像表示画面でのズーム・スクロール


※まれにしばしば、フォーカスが行方不明になるかもしれません。



◇◇◇




ただ、実際試してみると…PC・Mobile 用に作ったUIを、XBOX One のゲームパッドで操作するのは…対応はできるのですが、使いやすいか?と言われると難しいです。
F10のようにListView / GridView を二つ横に並べている場合、フォーカスを切り替える動作がいちいち挟まるのがあまり宜しく無い感じです。





2016年9月5日月曜日

F10 - 最近のふたば仕様変更への対応について

昨今のDDoS攻撃の影響で、ふたばに何度か仕様変更が入っています。

これに伴い、最新の「9月4日仕様」…mayのみ画像が//以下の相対参照... に対応した画像掲示板ブラウザ F10 v1.2.302 をストアに提出済みです。
9月5日現在はストアにて審査中で、上手く行けば数日でストアに掲載・自動更新されます。
今しばらくお待ちください。


また、同じF10 v1.2.302 はストア上にテスト用のFlight Packageとしても載せており、F10 テストグループに入っている方は現在ダウンロード・テストすることが可能になっています。

テストグループに入ってやってもいいよ、という方は  tickets @ ddlg.uservoice.com まで「お使いのMicrosoft Account のメールアドレス」 をお伝え下さい。(TwitterのDMでもいいですよ)
こちらで(手動で)登録作業が完了すると、自動更新でF10 v1.2.302が落ちてくるようになります。

宜しくお願いします。


2016年8月21日日曜日

MSDN Doc 上の Fonts for UWP Apps の説明が少し変わった

タイトルが全てなのですが…
今迄は、

Guidelines for fonts
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/hh700394.aspx

こちらに
  • UWP Appでの各国語フォントの扱い、既定のフォント
  • XAML Style一覧
  • それに伴うFont Ramp (サイズ一覧)
等がまとまっていたのですが、2016年8月下旬に見てみると以下三つに分割されたようです。


Fonts for UWP Apps
https://msdn.microsoft.com/windows/uwp/style/fonts

Typography
https://msdn.microsoft.com/en-us/windows/uwp/style/typography

XAML theme resources
https://msdn.microsoft.com/windows/uwp/controls-and-patterns/xaml-theme-resources

言ってる事は大体同じ、3Pに分かれてより詳しい記述になっています。

UWP App書く人への注意点としては… XAMLの中でFontsizeを直指定、はあんまり上品では無く、
  • なるべく既定のStyleを使う…XAML theme resources にStyle一覧が出ています。
  • アプリ中の地の文(本文)のサイズはBody/Baseに合わせておくのが一番いいです。自分の好みでみつしり字を詰めても良いこと無いです(Webページで変に文字小さく指定してる微妙な奴、あれです)。ここから外したい人はフォントサイズ変更の仕組みを作るのがお勧めです。


◇◇◇


(余談)
一点気になるのは…以前のGuidelines for fonts では囲み記事になっていた注意点

「この一覧以外のフォントをアプリで使用する場合、フォントの自動ダウンロードが発生する場合がある。これはデータプラン等で通信量に制限のあるモバイルデバイスでは特に問題となる可能性がある。モバイルデバイスで動作するUWP アプリはこのリスト以外のフォントを使用すべきでは無い。

この記述が新しいドキュメントでは消えているようです。どういうことなんでしょうね?
言われなくてもそりゃそうだろう、とは思うのですが、Win10M でフォントの自動ダウンロードの実例を見た事は無かったな…というのもあり、若干もにょっとした感じが残ります。


…Desktop のWindows OS 的には、この手の話はざっくり言うと以下の通りで、

  • Windows XPまで…欧州系フォントは全言語OSにInstall、東アジアグループ(日本語・中国語・ハングルなど)はその言語のOSにInstallされ、東アジア以外のOSで東アジア言語を使いたい人は東アジアフォントパックをインストール このため、英語・その他欧州言語バージョンのXPでは日本語・中国語などは全部豆腐か文字化けで全く見えないことが多かったです。
  • Vista以降…全言語Versionで全言語フォントが既定でインストール ここ以降、どの言語OSでも文字化け無く表示できるようになりました。また、アプリのUnicode Build化、WebPageのUTF-8化が進んでいったという背景もあります。
※PreloadやEmbedded系で入っているフォントを調整する例はあったと思います

ただMobile…Windows Phone系はどうだったんだろう?僕は良く知らないです。ただWP8.1系でも既に、XP的なフォント入ってない系の話はあんまり無かったような気がします。














2016年8月2日火曜日

Windows 10 Mobile と 緊急地震速報・防災情報

Windows Phone 8.1 とWindows 10 Mobile(以降Win10M) は、OSの機能として緊急地震速報に対応しているが、既定の設定はOFF…ONにしたい場合は電話メーカーが各自行う必要がある、事が知られています。

ただ、実際に緊急地震速報が発報される事は少ないため、どういう動作になるか知見はそれほど溜まってはいなかったように思います。

今年に入り、緊急地震速報・防災情報それぞれ受信・受信失敗する機会がありましたので、この機会に…

  • Win10M で緊急地震速報を受信できた機種まとめ
  • 受信するとどんな画面が出るのか
  • 自治体の防災情報を受信できるのか
  • 実際に訓練で確認してみよう
という内容で記事を書いてみました。


緊急地震速報


2016年5月16日夜、関東地方で地震がありました。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqdb/data/shindo/Event.php?ID=9902422

2016年5月16日の地震

この地震では緊急地震速報が発報されました。

人口の多い首都圏、また多くの人が活動している夜9時過ぎという事もあり、Win10M 機で速報を受信した・しなかった旨のTweetが多く見られました。
Tweetを検索し、日本国内で販売されているWin10M各機種ごとに調べてみたのが以下の結果です。

  • 緊急地震速報を受信した… MCJ Madosma Q501, VAIO Phone Biz
  • 緊急地震速報を受信しなかった… NuAns NEO, FREETEL KATANA01, FREETEL KATANA02, Yamada Everyphone
  • 未確認… Geanee WPJ40-10, Diginnos Mobile DG-W10M

(未確認…地震直後にETWS受信した・しなかった等のツイートを確認できなかった)

前述のようにWin10MはOSとしてはサポート、ただし既定はOFFです。Madosma Q501とVAIO Phone Biz は設定でONにされており、その他の機種は既定のままOFF、であったものと思われます。

受信時の様子


私は当時川崎の自宅におり、電話(MADOSMA)はACに繋いだロック状態、画面は消灯、マナーモードには入れておらず着信音量は5/10程度だったと記憶しています。
地震が始まり、あれ少し大きいなと感じた頃にMADOSMAの画面が点灯し、バイブレーションが始まりました(正確な前後関係は自信が無いです)。


受信時のスクリーンショット


  • 画面表示 ポップアップ上に地震アイコンとエリアメール文面
  • バイブレーション 強いバイブレーションが長く続く
  • 音 「プーーーーープーーーー」という断続的な長いブザー音(家電話の受話器を上げた時のような音)が続く 音量は通知音量程度

音については、「マナーモードにしていると鳴らなかった」というツイートを複数確認できました。設定した着信音量そのままで鳴っていたものと思われます。

モードに関わらず全力全開でぎょわっぎょわっと鳴動する、いわゆるガラケーの緊急地震速報とはかなり様子が異なります。


防災情報



2016年8月2日、関東地方で局所的な豪雨・雷が発生しました。私の住んでいる川崎でも深夜に物凄い音の雷が何度も落ち、大雨が降りました。

午前9時頃、私は川崎市内の電車(東急田園都市線)に乗っていたのですが、突然回りの乗客の携帯電話が鳴動を始めました。緊急地震速報とは別のメロディ音でした。
この時、私が持っているMADOSMA は速報の類を受信した様子はありませんでした。

後で確認すると、自治体(川崎市)が発信する防災情報のエリアメールでした。



この豪雨は局所的だったこともあり、Twitter等で他のWin10M 機種の動作を確認することは出来ませんでした。


国が出す緊急地震速報と 地方自治体が出す防災情報


詳しくはIIJさんの資料をご確認頂きたいのですが、

IIJmioのSIMで緊急地震速報は受信できる?

IIJmio meeting 12 災害とMVNO (ETWS動作検証)


ざっくりまとめると…

  • Win10M で多く使われる 所謂MVNO SIM 自体は、緊急地震速報・防災情報を受信する能力がある
  • ただ、実際に表示できるかどうかは電話の実装による
  • 「緊急地震速報・防災情報」と呼んでいるのは、気象庁管理の地震・津波速報と、地方自治体管理の災害・避難(水害等)の二種類がある
  • iPhone 系は両方受信可能 SIMフリーアンドロイドは前者受信可能・後者受信不可能、な場合が多い

そして、今年に入ってからの上二つの経験からすると、Win10M の実装は「SIMフリーアンドロイド」と同じ系統であるように思われます。

つまり、
  • 緊急地震速報…電話メーカーがONにしていれば受信可能
  • 自治体エリアメール…受信不可?

ではないか?と思われます(自治体エリアメールについては受信不可のサンプル数が少ないため断言しづらい所があります…)。


お手持ちのWindows 10 Mobile が対応しているかどうか確認するには


メーカーに聞いてみる

電話メーカーさんは知っている(はず)ですので、聞いてみるのが結局は一番早いかもしれません。
Win10Mの場合、On/Offどちらに設定されているかをシステムから読み取る手段は…私は知らないです。私の理解では、普通のユーザーアプリレベルからは触れないと思います。


訓練で確認する


全国の自治体で防災訓練が行われています。この時にエリアメールの受信確認が可能かもしれません。

ただし、「緊急地震速報の訓練」とあっても、確認してみると自治体の防災無線でサイレンを鳴らすのみ、という場合が多く、実際に携帯にエリアメールを発信する訓練は少ないようです。
例えば、気象庁では年1回、11月5日「津波防災の日」に緊急地震速報の訓練を行うのですが、この訓練ではエリアメール発信は行われません。

※エリアメール発報訓練はその仕組み的に、電源OFF以外に「訓練をパス」する手段が無く、確実に携帯が鳴動しますので(そういう作りだから仕方ない)、それはそれで社会への負担も少し大きいかな、という所があります。

また、上でも触れましたが、これらの訓練では自治体のシステムでエリアメールを発報するため、気象庁管理の「緊急地震速報」とは結果が異なるものと思われます。


2016年 エリアメール発信を伴う訓練

※Web検索で目についたものをピックアップしました。

入間市防災訓練(埼玉県)2016年8月21日(日曜日)http://www.city.iruma.saitama.jp/bousai/bousai_list/bousaikunren.html
記述から見るに、おそらく自治体発信のエリアメールと思われます。
当日の午前9時15分、入間市内にいれば受信できるはずです。

静岡県 12月頃?
去年の訓練情報のままで、今年の日にちが判らないです(自治体のHPはこの手のが多いです…)

大阪880万人訓練(大阪府)2016年9月5日(月曜日)http://www.pref.osaka.lg.jp/shobobosai/trainig_top/
規模は圧倒的ですね… メール発信は午前11時となっています。

17万人市民まるごと防災訓練(愛知県西尾市) 11月頃?
去年の訓練情報のままで、今年の日にちが判らないです