2015年6月7日日曜日

Win10 UWP 文書リンク&小ネタ

Win10 UWP、MSDNのカバーページは出来たけど…リンクを辿るとまだWin8.1の記述のままでぐんにょり、という事が多い昨今です。
そこで、Win10 対応の内容に更新済みの文書で役に立ちそうなものを挙げていこうという記事です。気づいたら更新するスタイルです。

(7/29...幾つか追加)

InkCanvasで使えるTool Palette
UWPのInkCanvas、高機能なのはいいのですが…ペイントツールでよくあるツールパレットUIは自分で作る必要があるのが面倒な所でした。
が、MSさんがVS Extensionとして公開してくれました(*´▽`*)
Ink Toolbar control for Universal Windows Apps
https://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/58194dfe-df44-4c4e-893a-1eca40675269

こういうの。自分で作るのは中々骨。



「ト」が上に伸びる問題
XAMLのBodyTextBlockStyle はYu Gothic UIでFontWeight=Lightなのですが…これをそのまま使うと、描画時に一部の文字がびろーんと上に伸びてしまうようです。

FontWeight=Light

(少し前のビルドのインストール画面「セットアップ」もトが上に伸びてました)

これ、どうもFontWeightをNormalやSemiLight等、Light以外にすると発生しないようです。
FontWeight=Normal

VS2015のカラースキームを変えたい
こんなツールが出ています。※VS2015RTM以降用。RCには使えません。
Visual Studio 2015 Color Theme Editor
https://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/6f4b51b6-5c6b-4a81-9cb5-f2daa560430b

#余談ですが…英語のVSが一時期メニューを全部大文字にして凄まじく不評だった件、もう止めたみたいですね。

ストアアプリの期間限定セールが使えない?
現在使えないみたいです。困った。7月末のWin10リリースのタイミングで使えるようになりました。

日本語の文章をよみがなにへんかんする
これはUWPネタでは無く、Win8.1からあるAPIなのですが…

JapanesePhoneticAnalyzer Class
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/windows.globalization.japanesephoneticanalyzer.aspx

これを使うと、日本語の文章を文節で区切られた単語に分解し、また「よみ」を得ることができます。

和名アイテムの並び替え・よみがな表示等日本人には便利な機能ですが、日本語にあまり慣れていない外国の方にも便利な機能ですね。
日本語文章を文節で区切り、またよみがなに変換している様子

IpOverUsbSvcのエラーが出てアプリをWin10Mobile / WinPhone8.1 にデプロイ出来ない場合
Win10を10240に上げてからこのエラーが発生してしまいました。MSDN Forumに解決法が載っていました(サービス登録するだけという)
https://social.msdn.microsoft.com/Forums/windowsapps/en-US/74fafd96-50cf-4d77-9d7a-41620c5487a5/


統合された新しいDashboard では、収益の受け取りにPaypalが使用できる

6月末以降、Windows Store DashboardとWindows Phone Store Dashboardが統合されたい新しいUnified Dashboardへの移行が進んでいます。
この新しいDashboardでは、アプリ収益の受け取りに…遂に!!Paypalが使えるようになっています。
Paypal様遂に爆臨
これまでは銀行への送金しか選択肢が無く、一度送金を受ける度に2500円だの3000円だの取られてもう尻の毛まで抜かれる悲しい感じだったのですが…Paypalはそこまで取られないので!大変に嬉しいところです。

UWP のデザインに便利なカラーサンプル
MSさんがデザインワークに使えるPPT・Illustratorの素材を提供してくれています。
https://dev.windows.com/en-US/design/assets

…が、Illustratorなんて高くて買えないし…花を飾る花瓶も無いし…という人用のカラーサンプルだけ抜いた版がこちら



Win10のトースト・タイル通知はかなり強まっている

テキストボックス付きトースト

こちらのMSDN Blogで紹介されています。通知トースト上でリプライやら何やら可能なようです。
http://blogs.msdn.com/b/tiles_and_toasts/archive/2015/07/02/adaptive-and-interactive-toast-notifications-for-windows-10.aspx



ApplicationView
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/windows.ui.viewmanagement.applicationview.aspx

アプリのウィンドウ化で発生した変更がこのあたりに多く詰まっているようです。
まだ文書化されてない所もあるのですが(IntelliSenseで拾うスタイル)
面白い所だと、
SetPreferredMinSize( new Size(width, height))

アプリの最少サイズを設定します。Win8 ではManifestで宣言していた所。UWPではこのあたりもAdaptiveにすれ!という事かもしれません。
ただ、例えば320x320に設定したところで普通のUI部品配置は難しいので…小さくするなら、それに応じたStateTriggerを作って、サイズに見合ったUIを作る必要もあるでしょう。

320x320 を最少サイズに指定した様子

ApplicationViewTitleBar
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/windows.ui.viewmanagement.applicationviewtitlebar.aspx

ApplicationView のプロパティになっています。ここを弄ることで、ウィンドウモードでのアプリケーションのタイトルバーの色を変えることが可能です。

タイトルバーの色を変えている様子
Win10、標準の色だとアクティブと非アクティブの見分けがつきにくいので…アプリで分かりやすい色に設定しておく・アプリのテーマカラーでタイトルバーを塗る、のはアリかもしれません。
ただ、今はまだTitleBar Colorの変更を使っている人が少ない(*1)ので問題無いですが、UWP Appが増えてくると…デスクトップが様々な色のタイトルバーで埋まる可能性もあり、それはそれでどうなんだろうという所はあります。

(*1) 有名どころだとTweetium が使っているようです。また、無名どころでは拙作のPICT8、futa8 にも入っています。プロパティが存在したら設定、する形で書くことで既存のWin8.1 App にコードを仕込んでおき、Win10 で動作する場合(プロパティが存在したら)にはタイトルバーカラー変更、という実装が可能です。


XAML theme resources reference
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/dn518235.aspx

UI Elementで使ってるカラー・テーマリソース等の一覧。Dark/Light/High contrast で全部書いてあって便利。
ちなみに、ここには書いていないんですが…いわゆる「アクセントカラー」、コントロールパネルの個人設定で選べる色は SystemControlHighlightAccentBrush です(ToggleButtonが使っていたのでテンプレで探した)。コントロールパネルで色を変更するとすぐにアプリ側もライブで変更されていい感じです。

Guidelines for fonts
https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/apps/hh700394.aspx

フォントのガイドライン。ガイドラインとして(MSが推奨する)各部の文字スタイル既定値と、XAMLでのスタイルの対応が書いてあります。

それと一件、え?そうなの?と思うことが書いてあって…UIでの使用が推奨されるフォントリスト、というのがあるんですが、そのNoteにはこうあります。

「この一覧以外のフォントをアプリで使用する場合、フォントの自動ダウンロードが発生する場合がある。これはデータプラン等で通信量に制限のあるモバイルデバイスでは特に問題となる可能性がある。モバイルデバイスで動作するUWP アプリはこのリスト以外のフォントを使用すべきでは無い。
リストを見ると、日本語フォントでリストに挙がっているのは游ゴシックのみです。
実機で確認した訳では無いのですが、Noteの通りだとすると…MS ゴシックを設定した場合、日本でWin10 Mobile を使っている人はまぁそのまま表示されるのでしょうが、例えばブラジルでWin10 Mobile を英語設定で使っている人がアプリを落とすと…突然MSゴシックのダウンロードが!ぐえー!幻滅しました☆1つ!!的な事になるのかもしれません。これは確かに困る。

Windows 10 Advertising SDK Walkthrough 
https://msdn.microsoft.com/en-US/library/mt125365(v=msads.100).aspx

Pubcenter SDKのWindows 10版についての記述。
Visual Studio 2015 に統合予定だけどまだ出来てない、試しに使いたければココからSDK落とせ、だそうです。
UWPのストア自体がまだなので仕方無いですかね。
新機能としては、Video Interstitial Ad (全画面広告)が試せるようです。
Ad Mediator (複数の広告プロバイダを自動で入れ替えてくれる WPでは既に対応済み)はまだ出来て無いみたい。


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