Fiddler - The free web debugging proxy for any browser, system or platform
http://www.telerik.com/fiddler
一方、Fiddler のネットワークモニタリング機能を抜きだし、.NET アプリケーションに組み込む事でアプリケーションにモニタリング機能を付与することができる「FiddlerCore」という製品もあります。
FiddlerCore - The power of Fiddler in your app
http://www.telerik.com/fiddler/fiddlercore
このFiddlerCore、どういった形で提供されているのか見てみよう、という記事です。
※この記事は2015年5月30日時点でのTelerik Website の記述に基づいており、この先変更される可能性があります。また、契約話ですのでその内容・翻訳は自分で確認して頂く必要があります。契約は契約者の責任で行われるものです。
Buy FiddlerCore
http://www.telerik.com/purchase/fiddlercore
三種類のライセンスがあることが判ります。
- Personal & Educational Use … 「オンライン又は教室での教育目的で、学生又は教授が使用する場合」、「無料」。
- Internal Application Use … 「企業内使用のアプリケーション開発のためにライセンスを受けた開発者が使用する場合」、「年間2,999ドル 」(開発者・アプリケーション毎に 2015年5月30日の通貨レートでは約37万円)。
- Commercial Application Use … 「商用アプリケーションで使用する場合。再配布の権利が含まれる」、「応談」。
上のページは所謂サマリーで、本文はこちらになります。
Telerik End User License Agreement for FiddlerCore Embedded Engine
http://www.telerik.com/purchase/license-agreement/fiddlercore
上の三種類のライセンスについての定義が判ります。
個人的に重要だと思った所を挙げます。
冒頭
「このライセンスはあなたにFiddlerCore のライセンス・再配布・組み込んだ製品を再配布可能として一般に公開する権利を与えるものではありません。FiddlerCore の商用ライセンスについてはTelerik の営業(Mail Address)にご連絡下さい。」
「商用目的のソフトウェアでの使用または配布は固く禁じられています。あなたが教育/訓練目的のためだけにソフトウェアを使用している教育機関に在籍する教授や学生ではない場合、あなたはTelerik から商用ライセンスを取得する必要があります。」
ここまで読んでの「私の理解」は、
- 教育機関に属し、教育目的でグループ内に限定配布される場合のライセンスが「Personal & Educational Use」である
- 「Personal & Educational Use」, 「Internal Application Use」 はアプリケーションの配布先が教育機関又は企業内に限定されており、一般に配布する権利は無い
- FiddlerCore を含むアプリケーションを一般に配布する場合、「Commercial Application Use」 として商用ライセンスを取得する必要がある
になります。
・・・・・・
NuGet には沢山の便利なライブラリが登録されており、直ぐにダウンロード・使用できるようになっていますが…全てフリーという訳では勿論ありません。
Telerik のような独立系ソフトウェア会社が作成したコンポーネント ライブラリも数多く登録されており、ライセンス形態は様々です。組み込んだ製品の出荷数・販売数でライセンス料が変わるもの、研究・教育やOSS 用途では無料で使用しても良いもの等。このため、使用にあたってはライセンスの確認が重要です。
しかしEULAの独特な文言を沢山読むのは疲れますね:)
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