2014年3月9日日曜日

広告プロバイダ LeadBolt を評価しようとした

ストアアプリ 用のSDKを出しているAd Network は現状


の三つは知っていたのですが、もう一つ、LeadBolt がSDKを出していると聞き、評価を試みて記事を書こうとした、のですが…私が作っているアプリとは方向性が違うようなので打ち切った、という記事です。

1日触った時点での感想は、

  1. 割と未完成な感じ
  2. 今のところお勧めしづらい

スマホ育ち故、画面上の広告レイアウトに柔軟性が無いのがストアアプリには使いづらいかなと。ある程度画面上のレイアウトが定まっているゲームの様なアプリだと使い出はあるかもしれません。

ストアアプリ対応のSDK を出してくれた所には感謝したいですが、現状は…うーん、今後に期待、という感じです。

以下はこの感想を得るに至った様子です。

..........


アカウント作成とアプリ登録


アカウントを作成し、広告を表示したいアプリの名前・ダウンロードリンク・種別(Social, Game, etc...)を登録します。
数時間経って、うまくいくとアプリが承認され、広告表示のためのIDを取得できます。
承認前は、テスト用のIDで広告表示を試すことができます。

登録が済むと表示されるDashboard画面 ここからアプリ・広告の追加を行う

広告の種類


追加できる広告の種類はDashboard上では多く、SDKタイプ(XAMLものを想定しているようです)ではリスト、動画広告、フローティング広告、その他諸々、HTMLタイプでは埋め込みJavaScriptのバナー等があるのですが…私のところで実際にサンプル広告の表示を確認できたのは、SDKタイプの以下二つだけでした。
  • Interstitial  いわゆるフライオーバー、アプリの最前面に表示され、右上クリックで閉じる
  • Alert アプリの最前面に「広告見る?見るよね!Yes/No?」的なダイアログが表示される
Interstitials サンプル広告を表示している様子
真ん中に表示されているのがLeadBolt 広告です
この状態でも後ろのGridViewは操作可能


…現状のSDKにはこの二つしか入って無いのでは?という気がします。
DLページにはバナーとSplashが動くヨ、とは書いてあるのですが。動かなかったです。
またこの二つもそうなのですが、基本最前面にがんがん行くタイプのようです。スマホ育ちダナーという。

アプリへの埋め込み


アプリへの埋め込みも結構変わっていて、作業としてはSDKを解凍したあとに

  1. プロジェクトの参照にSDKのDLLを追加・Namespaceのusingに追加して
  2. ページにAdControllerのインスタンスを持たせて
  3. 表示するページのRootGrid、のLoaded イベントハンドラでインスタンス作って、App/AdIDをパラメータで渡して
  4. ページ閉じるときにDestroy

これだけです。
どうもこれ、位置決め・サイズ決め的な概念は無いようで、ページのRootGridを指定したら後はAdControllerが全部勝手にやると。最前面の真ん中に勝手に出ると。
Bannerの場合は画面の一番下に張り付くと。そういう事のようです。
Microsoft Advertisement のようにGridView上のアイテムとして表示、という概念は無いみたい。

スマートフォンならともかく、アプリ領域が可変で様々なVisualStateを持つストアアプリの場合、これはちょっと使いにくいかなぁという印象です。
ゲーム等、UI部品の配置がある程度固まっている場合はアリかもしれませんが。

広告の表示


ここまで作業したところで、アプリが承認され、正式な広告表示用のIDが取得できました。
アプリに埋め込んでみると、うむ、表示されない。そもそも広告が出稿されてないというよくあるパターンかもです。

LeadBold の名誉のために付け加えるならば、Microsoft Advertisement も広告が表示されない点ではどっこいどっこいですので、ここを以って評価云々は難しい所があります。
が、丸一日使っていても一度も出てこないのは、うーん、どうなんだろうという。

このあたりで…評価作業はそろそろ終えていいかな、と。

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