2016年1月7日木曜日

TechRewards で糊口を凌ぐ

2017年1月追記…TechRewards は終了しました。このページにあるTechRewardsへのリンクは全て繋がらなくなっています。

2016年10月追記…2017年1月6日をもってTechRewards が終了することが発表されました。
新規チャレンジ・XP/PTS/バッジ獲得等は10月6日に既に終了しており、1月6日までに残りのPTSをRewardと交換するように、というガイドが出ています。さらば。

Microsoft TechRewards will be closed on January 6, 2017.
https://rewards.msdn.microsoft.com/en-us/closure


2016年8月追記…遂に、Ptを稼ぐことのできるChallengeが無くなってしまいました。経験値のみを稼ぐ見返りのない純粋学習サイトに発展してしまいました。糊口は凌げない…
2016年5月追記…Steam GiftCardの件、結局ポイント払い戻しという処理になりました。
2016年4月12日追記…現在、RewardItemとして使用済みのSteam GiftCardが送られ、サポートに連絡して一か月近く経つ今でも解決しないというトラブルに見舞われています。今までこういうページを作ってお勧めして来ましたが、現状はあまり勧められないです。

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UWP Appが完成し、ストアで公開に至ったとしても…売上なり広告なりでいくばくかの収入を得るのは中々ハードルが高いものです。
地を這うeCPM、伸びないDL…小鳥の餌にすら足りない収益…もう鼻血も出ない……(個人の感想です)

そんな開発者の乾いた心とフトコロを多少なりとも慰めるのがこの TechRewards サービスです。


TechRewards とは


Microsoft TechRewards
https://rewards.msdn.microsoft.com/




TechRewards は、Microsoft が運営している開発者支援サービスです。現在はUWP / Store App、Azure 等のアプリケーション開発者が主な対象となっています。

※ Nokia が運営していたサービス"DVLUP"がルーツです。その後MS のNokia 携帯事業買収等色々あって今に至ります。…ほんの数年で何もかも変りますナ。

体裁としては、RPGのお使いクエストのような感覚で技術を学習・使用し、ご褒美を頂くという流れです。今風に言うと学習のゲーミフィケーションでしょうか。

具体的には、以下の例のような「チャレンジ」…

  • 機能Aを実装したUWP アプリをストアに公開する
  • ある新技術をテーマとする20問のクイズに18問以上答える
  • MVA(Microsoft Virtual Academy) のコースを受講する


チャレンジ  https://rewards.msdn.microsoft.com/challenges



が数々用意されています。
ビデオを見るだけでOKの簡単なものから、リッチな機能を持つUWP Appの公開、ストアでレビューを700個以上貰う等まで、難易度は様々です。
挑戦したいものを自分で選びクリアすると、経験値XPとポイントPtsが手に入ります。
難易度に応じて得られるポイントは変わります。
そして、溜めたポイントを各種のリワードと交換できる…というシステムです。


「リワード」には以下の様な物があります。
  • ゲーム系…Steamのギフトカード、XBOX MusicのAnnualPass(日本では使えない)等
  • 開発支援系…リソース翻訳サービスの割引クーポン、各種SDKの使用権等
  • 慈善団体・NPOへの寄付


リワード https://rewards.msdn.microsoft.com/rewards


チャレンジ


コースの受講等で細かくポイントを積むのも良いですが、やはり効率よく稼げるのはUWP アプリの公開でしょう。

「普通の」UWPアプリを一本リリースしたとして、大体以下の項目はクリアできるアプリが多いのではないでしょうか。

合計すると1800Pts。SteamのUSD 50 ギフトカード(JPYで6000円相当)、1200Pts分は余裕で稼げます。

チャレンジの登録


チャレンジをクリアする条件が詳しく記載されているので確認します。



注意点としては、


  • 審査の都合上、基本的にストア上の解説文・アプリは英語表記が必要な場合が殆どです。
  • アプリは「自分で作成した、意味のある」アプリであること、という条件があります。サンプルそのまま持ってきたようなもの、画面数枚のもの等…言い換えると、「リワード目当て」のいい加減なアプリはダメよ、という事になっています。
  • だからといって…経験上出来の良いアプリでないとダメ、という事でも無いようですが。ただし、条件を満たしていない場合はあっさり落とされるので気を付けてください(一度条件を間違えて応募した事があり、そのときはさくっとダメでした)。


アプリ提出系のチャレンジでは、右横のコメント欄に

  • AppName (名前)
  • AppID (UWP App の場合、ストアURL末尾の英数字)

を入力して「Participate」ボタンを押せば登録完了、となるものが多いです。

チャレンジによっては「アプリのスクリーンショットを取ってTwitter に上げれ、そのURL を書け」という物もあり、様々です。

提出後、チャレンジ条件を満たしている事が確認されると経験値・ポイントが付与されます。
これ、どうも人力でアプリを確認しているようで、そこそこ日数が掛ります。
数週放置される事もあったのでのんびり構える感じが良いと思います。


リワードアイテム


アイテムは時折入れ換わります。例えば、以前は
  • AdDuplexの広告表示クーポン
  • XBOX Live Gold Membership 半年・一年分
等があったのですが、2016年1月現在消滅しています。代わりに寄付系のアイテムが増えました。
このため、欲しいものはポイントが溜まったらさっさと交換したほうが良いと思います。

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