2015年12月2日水曜日

Windows 10.0.10586 api changes walkthrough


10586 / Threshold2 / ToHeart2 / 1511 / Nov / Fall Update, 呼び方は色々ですが…

Windows 10.0.10586. API的に見た新機能・変わったところのサマリがまだMSさんから出てないような気がしています(APIダンプして比較してる開発者は多いですが)。

12月4日追記: サマリが公開されました。 ただ各TopicのMSDNへのリンクはこの記事の方が詳しいと思います :)
Windows 10 SDK Build 10586 breakdown


この記事は敢えてSDKのヘッダやXML Definitionは一切見ずに、MSDNの検索だけで10240 vs 10586の差分を明らかにしようという企画です。
ほんとに通り抜けるだけで実際にAPI叩いたりはしない手抜き記事ですが、各MSDNの文書がすぐ参照できるので実は便利かもしれません。



検索!

これで, 10586で追加になったAPI (introduced version 10.0.10586.0) が全てListされている(はず)です。MSDNの文書管理が正しければ。

これらをNameSpaceで分類してみます。検索リンクも追加してあるので最新の文書がここから見られる。便利。


HoloLens



Perceptionが空間とその中で動く3Dオブジェクトとしての自分を扱うAPI、Holographicは視界の上に絵を描く、みたいな感じ。

UI.Composition



所謂DWMレイヤレベルで画面表示を弄るAPI 一応TH2の目玉?

3D Printer

Windows.Graphics.Printing3D

MapControl

Windows.UI.Xaml.Controls.Maps
ナビ系の追加があった模様

Devices

Windows.Devices
Windows.ApplicationModel.Activation
WiFiDirect, I2C, GPIO, SmartCard, Device Paring etc

JumpList

Windows.UI.StartScreen
タイル長押しor右クリで出るMenu セカンダリタイルより使いやすいとの事(nbさん情報)

Phone, VOIP

Windows.ApplicationModel.Calls

Core

Windows.UI.Core
「ポインタのルーティング」に使う色々が追加になってる模様 何に使うんだべ


単発物


逆に、上に挙げたNamespacesを検索結果から除外すると所謂単発のAPI変更が出てきます。2015年12月2日現在では19個。

全部ではありませんが、面白げなものを挙げるとすると…


MemoryManager.TrySetAppMemoryUsageLimit

怪しげ メモリmgmg系UWPには福音となるか?

FontFamily.XamlAutoFontFamily

日本・韓国・それ以外のデフォルトフォントをXAML内で指定できる 今までありそうで無かった?

KeyboardDeliveryInterceptor

なんぞこれ 自アプリ中のHook的な感じ

ApplicationViewTransferContext

WindowのDrag情報を扱うそうだけど ??

TextBox.GetLinguisticAlternativesAsync

変換候補ですかね?

KnownFolderId enumeration

ScreenCaptureフォルダ等雑多に追加

GetFolderForUserAsync

「指定するユーザーの」フォルダを取得 WinRTって基本カレントユーザーしか扱わなかったので、このAPIは地味だけど驚く


0 件のコメント:

コメントを投稿