2014年1月11日土曜日

AdDuplex 最近の実績と、ストアアプリ広告差し替えについて

Windows ストアアプリの広告を互いに出しあう広告プロバイダ「AdDuplex」について、以前このBlogで記事にしたのですが、最近twitter で反応があって嬉しかったのと、酢酸氏に広告差し替えについても触れると良いのでは?とのSuggestionも頂いたので、改めて記事にしてみました。

また、現状AdDuplex を使っている 「日本の」アプリは極めて少ない…(自分のfuta8 以外に見たことが無いです。今後は上で触れた酢酸さんのアプリも表示されるはずですが!)ので、どうにか使うアプリが増えれば、自分のアプリ広告(futa8/WiFiSD8)が日本のアプリ上に表示されるのに…という自分本位な理由も記事追加の原動力です。

過去記事
AdDuplex とは何か (1/3)
AdDuplex (2/3) アプリへの埋め込み
AdDuplex (3/3) 自アプリの広告作成


最近の実績


私が作っているストアアプリ「futa8」では、2013年6月からAdDuplex を使用しています。
直近1か月…12月10日~1月10日、のResultは


  • Served 11370回 (futa8 上に 他アプリの広告を表示した回数)
  • Received 8621回 (他アプリ 上に futa8 の広告を表示した回数)

でした。大体「Served * 0.8 = Received」 になっているのが判ります。
1日あたり4~800回、下のような futa8 の広告が他のストアアプリ上に表示されている事になります。



例) 他のアプリ上に表示されるfuta8 の広告

広告のクリック回数は、


  • Served 13回  (futa8 上の 他アプリ広告をユーザーがクリックした回数)
  • Received 30回  (他アプリ 上の futa8 広告をユーザーがクリックした回数)

でした。受け取ったクリック数の方が多くて超ラッキーな感じですが、これの理由には思い当たる所があります。後で触れます。

(※Microsoft Advertisement と違って、数字を丸出しにしちゃダメという規約が特に無いようなので丸出しにしています。怒られたら謝る方向で)


広告効果の評価


…これが実は難しいです。
数値化できない部分…何度もアプリ名が目に触れることで認知度が上がる、後で検索してくれる…は評価が困難なのでさて置くとして、
AdDuplex の広告は、Clickされると(Webブラウザを介さず)直で「ストア」の当該アプリ ページが開きます。
アプリ ページの参照元は ストアのダッシュボードで確認できるのですが、

直近1ヶ月のfuta8 のデータです

・・・?このパイ図自体謎で、


  • 青 Google (検索でapps.microsoft.com, Web上のアプリページに飛んできた?)
  • 橙 direct traffic (ストア上で検索した場合?)
  • 紫 apps.microsoft.com (MSのappsサイト上で検索した場合?)
  • 緑 nijibox.ohflip.com (ふたば避難所なんですが…それほど活発に使われてはいない所なので、ここから飛んでくるのも謎です)
  • 赤 windows.microsoft.com (上のappsとの違いが良くわからない)
  • 灰 Other

と、どれがAdDuplex からの参照なのか良くわからないのでした。
多分…橙か灰色のどっちか、の一部、だとは思うのですが。

別のアプリ広告への差し替え


以上のような状態で現在 他のストアアプリ上に futa8 の広告 が表示されているのですが、
この futa8 の広告は、別のストアアプリの広告に差し替えることができます。

これも自分の例で説明しますと、
2013年12月にストアアプリ「WiFiSD8」をリリースしました。
このアプリ、使用条件が少し特殊(※)で、オンライン広告が使用できません。

WiFiSD8

※ WiFi アクセスポイント 機能を内蔵するSDカード ( 東芝 FlashAir等 )に接続した状態で、そのSDカード上の画像をブラウズ・ダウンロードする、アプリです。
多くの場合、このSDカードの先がインターネットに繋がっている訳では無いので、所謂オンライン広告を使用することができません。

このためAdDuplex も使用できないのですが…リリース直後でもあるので、どうにかアプリの存在を知ってほしい、広告したい、という動機がありました。

そこで役に立つのが、 AdDuplex 広告の差し替えです。
既定では AdDuplex を使っているアプリの広告が表示されるのですが、

AdDuplex ClientArea → Details → App Details の Edit package family nameをクリックして

ここで、広告がクリックされた際の飛び先を別アプリに変更可能
以上のようにPackage Family Name を変更することで、広告がクリックされた際のストアへのリンク先を別のアプリ(今回はWiFiSD8)に変更することができます。

勿論、リンク先を変更した場合、広告の内容も変更する必要があります。

広告の内容をWiFiSD8 用に変更

…以上の変更で、「futa8 で稼いだ AdDuplex の広告枠を使って、WiFiSD8 の広告を表示する」ことが可能になりました。
現在既に変更済みで、1日辺り数百回、何処かの誰かのストアアプリ上に WiFiSD8 の広告が表示されているはずです。

なお上で触れた「クリック数が多い」件ですが…使っていると判るのですが、AdDuplex 広告枠 上に表示される広告、それほど代わり映えがしないというか…同じものが多いです。なので、新しいものが表示されると珍しさで少しクリック数が上がってるのでは無いかな?というのが自分の予想です。

以上、簡単ですが AdDuplex 実際の使用例と、アプリ広告差し替えについて説明しました。

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