基本自分用備忘録なので…読み物の体裁にはあまりなっていません(特に後半のセッション視聴メモ)。
Telerik UI for UWP
UWP App Devとしては今回一番大きいニュースでした。Fiddler 等でお馴染みの .NET 系 開発ツールベンダ Telerik が、自身のUWP 用 UI Component製品をOpen source化 & 無料化しました。
Telerikの発表
http://www.telerik.com/blogs/telerik-ui-for-uwp-now-open-source
GitHub
https://github.com/telerik/UI-For-UWP
NuGet
https://www.nuget.org/packages/Telerik.UI.for.UniversalWindowsPlatform/
22個のComponent の中では、特にGrid とChart が嬉しい人は多いのではないでしょうか。業務系のものを作るには必須ですが、UWP App では中々苦労する部分でした。
他には…WP7?テイストのTime Pickerのような今更使い道あるの?な物まで色々詰まっています。
加えて、
- UWP Community Toolkit が 1.3 に上がって新規Control が増えた事
- またMS自身もCreators Update 以降? 新しいControl を追加する意向であること http://ddlgjp.blogspot.jp/2017/02/xaml-ui-control-feature-list.html
等、XAML UI Control が急に賑やかになった感じです。
Doc形式更新
UWP App 系の文書が、doc.microsoft.com 形式に変更になりました。多少見やすくなります。また突っ込み用フォーム等も追加になっています。
こちらのWindows 10 更新一覧もこの形式になりました。
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/uwp/whats-new/windows-10-creators-preview
ちなみに Windows 10 の場合、TH1/2, RS1 とこれまでの更新でのAPI的な…開発者が知るべき変更は全部ここのページでまとめられるスタイルになっています。超便利。
Creators Update = RS2 については、現状まだ全部ここに載っていません。例えば、15031から乗っているCompact Overlay等が未記述です。Creators Update のリリースタイミングあたりで更新されるのではないかなと予想します。
Windows bug and feature backlog 公開
個人的にはビックリ度一番大きかったのがこれです。このBlogでは別記事に書きました。
今後追加されそうなXAML UI Control をFeature List から探す
http://ddlgjp.blogspot.jp/2017/02/xaml-ui-control-feature-list.html
Project Rome supports Android (Preview)
Win10 AUから入っているProject Rome …デバイスを跨いだアプリ間通信の仕組みがAndroid→Windows で使えるようになります。Previewです。
Romeではざっくり二つの機能…
- Remote App Launch 名前を指定してリモートデバイスのアプリを起動する
- Remote App Service リモートのApp Serviceをコールしてデータの送受信を行う
また、AndroidはClientのみで、接続を受け付けるHost側にはなれないようです。
このRome、地味だけど個人的には一番夢があると思っています。Win10 環境さえあれば何処でも動くUWP Appですが、唯一…Mobile Platformについて困難を抱えているのはご存知の通りです。PC、Xbox、HoloLens等で動くUWP Appと、Android / iOSなMobile の世界を繋ぐ唯一の橋、のような所がRomeにはあります。
例えば ふたばブラウザで考えてみると… 外出中に使っているAndroid上のブラウザから、Win10 PC 上のブラウザのApp Service に今読んでいるスレの情報を送り、帰宅後PCで同じスレを読み続ける…という動作をさせることが可能になります(これは今F10がRome を使って出来ていることですが、Andoridでも出来るようになる)。
UI.Composition
現在売り出し中の、UI効果の新しい仕組み
XAMLのFrameworkとDWM Layerの間で色々やる
ここで作ってOSに投げたAnimationは以降OS持ちで動くので、App側(UIThread側)のCPU時間を全く使わないのが特徴 ぬるぬる動く
この辺り、中の人Blog がMSDN Docでは言い切れない気持ち的な所を色々書いてるのでおすすめです。
http://blog.robmikh.com/
UWP Games on Xbox One
- Game mode - 各種報道でもう御馴染みのやつ
- UWP on Xbox - 例のUWPゲーム話
Microsoft is NOT opening Xbox One to all UWP games ... but should it?
http://www.windowscentral.com/microsoft-isnt-opening-xbox-one-to-all-uwp-games
🍙🍙🍙
ここから、Developers Day でのセッションの視聴メモです。
見たのをそのままメモ書きにしているのでかなり雑です。また、個人的な感想は(カッコ)に括っています。
Build Beautiful, Engaging UX
Harneet Sidhana
https://channel9.msdn.com/Events/Windows/Windows-Developer-Day-Creators-Update/Building-personal-and-productive-apps-with-Composition-and-XAML-updates
XAML Layer
Creators Update (CU) でのXAML系変更- SVG support - Image controlのSource として直で.svgを指定できる アイコン等に使える
- Keytips/mnemonics
- Strikethrough - 取り消し線
- MenuにIcon追加 MenuItem でアイコン指定が可能になる 実は今までなかった
- Connected Animation
- ConnectedAnimationService.GetForCurrentView()で取得AnimationServiceを取得し、
- アニメ対象のアイテムDurationを設定する このページはここまで
- んで遷移
- 飛び先のPageのOnNavigatedTo でまたConnectedAnimationService.GetForCurrentView().GetAnimationでさっきの奴を持ってきて、TryStart(CanvasControl)
- Effects/Lighting XAML
- Image Loading service for use with Visual layer
- Implicit Show/Hide Animation - F10のAU時代のUI.Compositionではいちいち書いてたやつ
Visual Layer
(感想・CUではだいぶXAMLで触れるようなので、こちらに降りなくても済む場合が増えるかもしれない)
Input & Interactions
- Pen, Dial(感想・InkもDialもSurface以外は正直関係無いのであんまり興味が無い…)
InkToolBar enhancements
Dial - integrated with inkToolbar
色々良くなるらしいですな - Making easy the default
- ScrollbarのAutohide, smooth windows resize
- Semantic animations
(小さい声でConcernをもう一つ言うと、Visual Layerは完全にUWP…Win10だけの世界の話であり、
Xamarin等Cross Platformな要素は全く無いのがつらい所 )
拙作F10ではGridViewのアイテムぐりぐり回すのに使っています
Improving user engagement with Windows and Cortana Skills
Thomas Fennelhttps://channel9.msdn.com/Events/Windows/Windows-Developer-Day-Creators-Update/Improving-user-engagement-with-Windows-and-Cortana-Skills
Desktop bridge
Support - Font Install, COM server registering, MAPI
(感想:トランプじゃないけど、DACの話だけ90年代・00年代に戻ったみたいな空気があるんだよな…COMだのMAPIだの)
AppX
さらに強まるAppX
- Streaming Install - 全部DLする前に、始められるところでゲーム開始しちゃう 残りは裏でDL
(このあたりはAUでも話があった 今のAppXは凄くて、ファイルはChunkに分けて更新分だけ転送する なので、ファイル更新するときは末尾だけにすると転送量が減るぜ!!という冗談みたいなアドバイスがある)
March 21 2017 追記:この辺りを説明するBlog記事が始まりました。
UWP Streaming App Installation
- Streaming Installのデモ
AppXのManifestの中でAdditionalなものを指定する ContentGroupMap/Automatic/ContentGroup
そうするとAppXInstall途中に本当にAppが起動する これは笑う 凄い 8分あたり
(しかし最近の巨大ゲームではこれ普通に必要なんだろうね Steamとかもうやってるのかな?) - 差分Installデモ
Action Center
- Pin the primary tile
- Toast with progress bar
- Grouping
- Custom timestamp
このBlogが一番情報早いです(というかMSDN Docだけ見てるとよくわからない)
https://blogs.msdn.microsoft.com/tiles_and_toasts/
Project Rome
(Romeは別に書きます)Apps for Websites (AFW)
所謂AppUriHandler話
サイトへのリンクをアプリの起動でOverrideするやつ
サイトのルートにJson置くのは相変わらず
CUではEdgeでリンク踏むと効くようになった(AUでは効かなかった ただこれ、EdgeがMS製品だから出来るので…ChromeやFirefoxでは無理な話)
デモ
AFWを使うページ 18分頃 笑い
http://winformtowers.azurewebsites.net/
Cortana Skills Kit
略Windows Store
https://channel9.msdn.com/Events/Windows/Windows-Developer-Day-Creators-Update/Using-the-Windows-Store-to-enhance-your-app
(感想・2016年のBuild以降、Dashboardの進化は目を見張るものがある )
現状説明は略 自分は毎日使ってるので今更
おーーー Store ListingをExcelにExportしてくれる機能 これはいい
Excelで作ってImportも出来る
細かいPricing あのApp持ってる人には特別にこのお値段で!みたいな
この辺りもBuild2016で言ってた話
この記事では省略
- Desktop Bridge – Win32 から UWP API を呼ぶためのNuGet Packageの整備が進んでいます。またDAC そのものにも更新があり… MAPI サポート Out-processなCOMサーバの登録サポート等が追加になるようです。
- Hololens - 私には高価すぎます どこかに30万落ちてませんかね
- Cortana Skills Kit 略
Compact Overlay - a.k.a. "PinP"
Developers Day では落ちていたけどCreators Updateに乗る大事な機能ApplicationViewModeにそういうモード作ってやったから、あとは各自Multi View作って頑張りなさいというストロングスタイル
Mobileには現状乗ってないそうです :(
https://blogs.msdn.microsoft.com/universal-windows-app-model/2017/02/11/compactoverlay-mode-aka-picture-in-picture/
https://github.com/clarkezone/UWPCompositionDemos/tree/master/MediaPlaybackViews
総評
Buildと違って Session最後にエグい質疑応答が無いのは寂しいですね。
機能の担当者が直で、自分の反応速度で答えるあの時間は一番大事なのかもしれません。
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